相手から好かれると無理? 片想い体質の原因と対策
「好きな人から好かれると冷めてしまう……」
そんなふうに悩んだことはありませんか?
本来好きな人ができると「好かれたい」と思うわけですが、その逆。
好きな人から好かれると、相手のことが好きじゃなくなってしまうのです。
今回はその原因と対策を考えてみました。
原因は、「自己肯定感」の低さ。
自分には「好かれる価値」がない?
相手から好かれると嫌いになってしまう、いわゆる「片想い体質」の方は、多くの場合「自分には好かれる価値がない」と考えています。
好かれる価値がないから、そんな自分を好くような相手の価値も下げてしまうのです。
その根本は、自己肯定感の低さ。
家庭環境や過去の経験など要因はさまざま。
まず自己肯定感を上げないことには、恋を成就させることはできないでしょう。
そもそもその「好き」って、本当の好意?
自己肯定感に問題のない場合でも、「相手から好かれると無理」と考える方はいます。
その原因は、「好意」と「憧れ」の混同。
憧れの人を好きな人と勘違いしてしまうのですね。
本来好きな人と自分は対等な立場であるはずですが、憧れの場合には自分よりも上の存在になります。
憧れの人を好きになると、対等な存在になれないことが要因となって、相手の価値を下げてしまいます。
すると次は、「こんな価値の低い人だったなんて」と、好きでなくなってしまうのですね。
自己肯定感が原因にせよ、憧れと好きの混同が原因にせよ、問題は「相手と自分の価値の不一致」です。
では、どうすればその価値を一致させることができるのでしょうか。
「片想い体質」を克服する3つの方法
1.要因を知る
相手と自分の価値の不一致が起きる原因は、「相手の価値が高い」「自分の価値が低い」の2パターン。
まずは、自分がどちらのパターンかを知りましょう。
判断基準は下記の2点。
・相手の欠点を10個以上言えるか
・自分の長所を10個以上言えるか
両方クリアできた方は問題ありません。
相手の欠点は言えなかったが自分の長所は言えたという場合は「相手の価値が高い」パターン。
相手の欠点は言えたが自分の長所は言えなかったという場合は「自分の価値が低い」パターン。
どちらも言えなかったという人は、そのどちらにも当てはまります。
2.一人の時間を充実させる
相手の価値が高い場合でも、(相手を神格化してしまっている場合は除いて)「相手の価値を下げる」という解決法はオススメしません。
なぜなら、多くの場合そうして相手の価値を下げると、次は「こんな価値の低い人なんて」と、相手のことが好きでなくなってしまうからです。
ですので解決策は、「自分の価値を上げる」ことになります。
では、どうすれば解決できるのか。
その答えが、先述した通り「一人の時間を充実させる」なのです。
充実した生活をおくっている人って、なぜだか魅力的に見えませんか?
逆に、充実していない人生の人って、なんだかネガティブな印象を抱いてしまいますよね。
その印象は、自分に対しても同じこと。
自分のことを退屈な人間だと思えば価値は当然下がりますし、逆に自分のことをすごい人だと思えれば価値は上がっていくのです。
その時気を付けてほしいのは、
・浪費はしない
・生活リズムは崩さない
ということです。
この2つを守っていれば、あなたの生活はすぐに充実させられるはずですよ。
3.見た目から自信をつける
もう一つ、簡単に自分の価値を上げる方法があります。
それはズバリ、「おしゃれ」。
今の自分の服装を思い返してみてください。
クタクタだったり、サイズが合っていなかったり、暗めの色ばかりになったりしていませんか?
人は、思った以上に外見に左右されます。
ジャケットを羽織るとしゃきっとした気持ちになるし、パーカーの時は少しカジュアルな気持ちになるというもの。
できれば、靴も汚れのついていないものがいいですね。靴下など相手には見えない部分もいいものを身につけると自分の気分が上がります。
最初からすべてを変える必要はありませんので、まずは上下一着ずつ、新しい服装を買ってください。
おしゃれが分からないという方は、GUや無印良品で店員さんに訊いてみましょう。
「こんなこと今更訊くなんて……」と恥ずかしがる必要はありません。店員さんはそういうサービスをするためにいるのです。
どうしても店員さんに訊きにくい場合は、マネキンのコーディネートを参考にしたり(いわゆる「マネキン買い」)、雑誌をぱらぱらと見てみるのもいいでしょう。
相手を神格化しないこと。
今回は、「片想い体質」の原因と対策についてお話ししました。
最も重要なのは「相手を神格化しない」ことです。
どれだけ自分の価値を上げようと努めても、相手の価値が高すぎれば追いつくことはできません。
恋愛は、お互いの立場が対等だからこそ成り立つもの。
一方が低くてもダメですが、一方が高くてもいけないのです。
どれだけすごく見える人であっても、欠点は必ずあります。
できないことや苦手なことはたくさんあるのです。
相手をあまりに高い存在として見てしまうと、自身もつらい思いをしますが、相手も苦しくなってしまいます。
くれぐれも、相手も対等な人間であるということを忘れないでくださいね。